どんな病気や症状に催眠療法が効くのか解説します

催眠療法は、患者を催眠状態に導いた後、様々な心理技法を用いて病気や症状を治療していきます。普段は色々なことを自覚して送っている日常生活ですが、この日常生活の意識の中で隠れている無自覚の潜在意識を引き出すことで、催眠療法は問題の解決や自己成長を促す効果を発揮しています。具体的には、トラウマの解消やネガティブな思考や習慣の改善、モチベーションの向上、身体の不調の軽減、能力の向上等、様々な効果が挙げられますが、いづれにしても言えることは、患者の心の調整を行うことで、問題となっている事柄を取り除き、ストレスフリーな状態に導くということです。催眠療法のやり方は様々な方法がありますが、その種類としては大きく分けて、暗示催眠療法と退行催眠療法の二つがあり、それぞれに効果を発揮する病気や症状は違っています。

暗示催眠療法が効果的である病気や症状とは

まず、暗示催眠療法ですが、こちらは麻酔の変わりのようなもので、潜在意識の特徴を利用して催眠をかけていきます。例えば、自分に対してだけでなく、他者に対して意識的に温かい言葉がけや肯定的な態度を取ることが自分の心にも良い影響を与えるということがありますが、こうした意図的に考えたことが潜在意識の中にも暗示として残るということが、潜在意識の特徴の一つとして挙げられます。又、「緊張したくない」と思えば思うほど、緊張してしまう、否定形が理解できないという特徴も潜在意識の特徴のうちの一つです。これら潜在意識の特徴を逆手にとって、暗示によって成功イメージを強く抱かせることで表面に出ている痛みや症状を抑えようとするのが暗示催眠療法の役割です。具体的には、どもり、赤面症、吃音、多汗等、あがり症や不安症、不眠症などの治療に効果があり、不安や恐怖、焦り等を軽減して取り除いています。

退行催眠療法が効果的である病気や症状とは

次に、退行催眠療法ですが、こちらは過去の出来事へ遡って現在の問題のトラウマとなっている原因を、過去を癒すことで解決する方法です。年齢退行療法と呼ばれ、イメージの中で子供の頃の自分と出会い、当時の感覚や感情を思い出していくことで、患者に癒しを与えることが出来ます。この年齢退行療法を更に進めた前世療法では、年齢退行だけでは取り除くことが出来ない問題や症状の発生源を、潜在意識の深い中から見つけ出し、癒すことで患者の生き方を楽にする効果があります。具体的には、うつ、パニック障害や恐怖症を抱えている患者等をこれまで改善に導いています。催眠療法による暗示はスポーツ選手のイメージトレーニングと通ずるところがあり、暗示で何度もイメージを持つことで本番にも同様の力を発揮出来たり、生まれる遥か昔のイメージから問題の原因を探ったりと、イメージによる癒しによって、様々な問題に立ち向かう患者の症状を改善しています。